Music As Life

Violin, 音楽についてのお話をします

EVAH PIRAZZI GOLDに交換(2日目)

新しい楽器をお迎えしてから、初めての弦交換をした。

これまではドミナントを張っていた。

ここ数日、音にシャリシャリした金属音のような音色になったように思えて、気になっていた。

さすがに楽器本体に問題は無いだろうから、可能性として弦、弓、奏法のどれかから潰していくのが良いと考えた。そこでまずは弦を変えてみた。

弦は楽器と一緒に入手したEVAH PIRAZZI GOLD。 ただ、E線がループエンドなのにうっかりボールエンドの弦を用意してしまい、E線は断念。それ以外の3本をEVAH PIRAZZI GOLDに交換してみた。

1日目には、音色がそれほど変わったようには思えず、早まったかな、と思った。 ところが、2日目になると太く豊かな響きになって驚いている。

弓の重さをより多くかけてもきちんと振動してくれる。何というか、丈夫な弦だな、という感想。チューニングも安定している。今のところ気に入って弾いている。

1週間ぐらい後でまた感想を書いてみたい。

楽譜には書いてあるのに見逃すこと

今日は1月最後のレッスン日。Accolay のコンチェルトの第一部について教えていただく。

中間部のゆったりと歌うメロディの歌い方について、楽譜に書いてある情報をかなり認識していなかった。 スラー、テヌートを読み取っていけば自然に浮かび上がる歌い方が、見えていなかった。

楽譜は暗譜してあり、繰り返し練習をしてきた。 しかし、そもそも見えていなかった歌い方は弾いたことが無い。

夢中になるのは大切だが、視野が狭くなる。

「本当に見えている?」

なかなか自分で気付くのは難しいが、できるだけ気をつけていきたい。

レッスン・メモ

1週間ぶりのレッスンでした。

今日はたぶんレッスンでは初めてチューニングについて時間をとって教えていただきました。

チューニングをする順番はA-D-G-Eの順。重音で合わせていく。

一本の音になる感覚を掴むと良い。

チューニングは手早くやると良い。

改めてしっかりと先生の重音を聞くと、とても豊かな響きがしています。自分のチューニングだと、あとちょっと、が追い込めない。

また、ペグを回し過ぎると4本のバランスが崩れていくそうです。D、Gを合わせた後に、EをチューニングするためにAを弾くとなんとなく音程が変わっているように感じていましたが、気のせいではなかったようです。DGも手早くできるようにしなければ!

その他にも、温度、弓の圧力の影響などを教えてくださり、チューニングの難しさを実感した日でした。

その他

  • 4弦にわたるアルペジオの練習方法。右手肘の連続的な動き。左手の離すタイミング
  • ダイナミクスの表現をしっかりと。最初のテーマはpだが、2回目はmf
  • 左手小指の押さえ方で音質が変化する

来週までにインストールできるだろうか。。。

レッスン・メモ

今日は新年最初のレッスン日でした。

さっそく練習の目標にしようと思った、とても参考になるアドバイスを先生にいただいたので、ここで記録しておきます。

通常のレッスン後に疑問に思うことを伺ってみました。

Violin は、実際には音を出すまでどんな音程の音になるか分からない。ポジション移動をした時など、どのようにすれば正しい音程になるのでしょうか?

ということを質問したところ、「あくまでイメージですが、各ポジションでのフォームが体に染み込んでいます」とのこと!

これまでポジション移動やスケール、アルペジオなどの練習はしてきましたが、音程を気にすることはしても、フォームを染み込ませようという意識は無かったように思います。これには目から鱗です!

確かに、指板に印もなく、楽器本体に目安になるような(例えばポジションごとに親指に凹みがあるとか、ココに手のひらを当てれば、とか)ものが無いなら、自分の体を基準にするしか無いですね。

明日から、この「正しい音程が取れるフォーム」を「体に染み込ませる」ために練習をしてみたいと思いました。

やっぱり、目の前で弾いて、疑問をぶつけられる方がいるのは本当にありがたいことだなぁと感謝した日でした。

今週のお題「2020年の抱負」

抱負ということで,今年弾きたい曲をあげてみたい.12月31日にどんな風に振り返るのか楽しみだ.

 

ヘンデル、ヴァイオリンソナタ ニ長調

 

バッハ、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティー

 

バッハ、ヴァイオリン協奏曲イ短調

 

 

練習ログを残すことについて

上手に弾けるように,より自分の意図が実際の音に表れてくれるように練習を積んでいく.

楽譜の音符をなぞる段階、表情を様々に変化させる段階、自分の意図を確定させていく段階、様々なステップを経て進んでいく。

 

練習は音に素直にあらわれるから,ある程度のところまでは,弾いた分だけ練習効果があると思う.シンプルに練習した分だけ上手になる.

 

順調に進んでいると,以前出来なかったところや何に悩んでいたかが思い出せなくなってくる.無意識にできるようになるまで練習すると,その段階に来る手前の状態は忘れてしまうことが多い.すでにViolin を始めた直後の記憶は薄い.

過去の自分と現在の自分は非対称だ.

 

いつ状況が変わって,楽器や音楽から離れるかわからない.自分は一度,10年くらい音楽から離れていた.でもやっぱり大好きな音楽だから,戻ることができた.これからも同じことがあるかもしれない.その時に,自分はどういうプロセスを経てきたのか,これらの記録が何かの役に立つかもしれない.

 

あるいは,同時進行で練習している他のどなたかにとって,直接的でも間接的でも何かの役に立つなら嬉しく思う.

 

練習の記録は、まずはやったことを1週間単位で記録している。

こんな表を作って運用している。

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今のところは、やったことの可視化できている。足りていないのはその時々で考えたメモだ。同じスケール練習でもその時々で目的を変えている。導音を中心にしたり、2度、5度などを重視したり。そういった目的と、その結果がまるで残っていない。

いちいち練習を止めてメモを取るのも違うし。

弾いてその場で何かを記録して、後で振り返るのも簡単な方法。

何かよい方法があるだろうか。

 

指の仕込みその2

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以前,小指のビブラートの時には薬指が補助に向かった方がよいとの助言を聞いたことがある.

 

ふと,6度の重音にも当てはまるのではないかと考えた.中指が動いてしまうのなら,人差し指が補助するのはどうだろう.

 

ちょうどカール・フレッシュの教則本によい箇所があった.昨日取り上げた一小節前だった.意識しないと目にとまらないものだ.

 

早速練習したら,効果がありそうだ.中指が楽になった.

 

指は弦の近くで待機.シンプルな原則をここでも確認できてよかった.